2010年10月16日

フランス人の食生活(2)

フランス人の食生活というと、どうしても外せないのがフランスパンとお菓子でしょう。直接的にフランス料理に関係のあることではありませんが、本来のフランス人の食生活を知ることは、フランス料理にも通じるものがあると思いますので、パンやお菓子についても見てゆきましょう。




たとえば、フランスで有名なパンというとフランスパンばかりではなく、クロワッサンというパンもありますね。バターをたっぷりと練りこんだクロワッサンは、朝食にはもちろんのこと、オヤツなどとして食べるのも良いですよね。




フランスという国は、小麦の栽培に非常に適した土地がらですので、パンがとても美味しく出来あがるのです。不思議な事に、我々がフランスパンと呼んでいるバゲットは、材料がまったく同じであるにもかかわらず、成形の違いによって呼び名が変わるばかりか、その味まで変わってしまうと言う特徴を持っています。




ですので、食事によって、それぞれ味わいや食感の異なったパンを食べ分けたりすることもあるようですね。フランスのパンは深いです。




お菓子については、もともとフランスにはお菓子らしいお菓子がなかったのですが、マリーアントワネットがオーストリアから持ち込んだり、または、イタリアのメディチ家の出身であるカトリーヌ姫がフランスのアンリ二世に嫁ぐときに、一緒に連れてきた菓子職人たちがフランスに持ち込んだりして定着してゆきました。当時のお菓子が、現在のフランス料理の最後に出てくるデザートのような美しいものであったかどうかはわかりませんが、食生活にお菓子は外せないものだという概念が、現在のフランス料理にも表れているのかもしれません。
  

コックさんが使ってるフライパン



Posted by てこちゃん  at 12:16Comments(0)フランス人の食生活

2010年10月10日

フランス人の食生活(1)

前回までの記事により、フランス料理がどういうお料理であるのか、お分かりいただけましたか。今回は、フランス人の食生活について語ってみたいと思います。




ごく一般的な人々の食生活です。まず、朝とお昼の食事はだいたいパンです。




日本で一般的な食パンのようなパンではなく、やはり、フランスパンと我々が呼んでいるタイプのバゲットです。朝はそれにバターやジャムを付けて、カフェオレと一緒にいただきます。




シリアルを食べるご家庭もあります。お昼はバゲットにハムやツナ、野菜などを挟んだサンドウイッチが一般的です。




薄いパンに色々挟んだスウェーデン風のサンドウイッチや、香辛料の効いたアラビア系のサンドウイッチもけっこう人気があるようです。日本のように、自動販売機が街のあちらこちらにあるわけではないので、各自、ミネラルウォーターを持参してそれを飲みます。




学校や職場、また地下鉄駅などに自動販売機があれば、ジュースなどを買ってサンドウイッチと共に飲みます。夕食はだいたい家族そろって食べますが、コース料理のように、たまにサラダなどの前菜が出てくる場合があります。




一般的なフランス人の夕食のメインは、なんとイタリアンが多いのですがちょっと驚きですね。もちろん、時にはフォアグラやエスカルゴといった、いかにもフランス料理のメニューが出てくる場合もありますし、牛肉のステーキや、チキンのソテーも普通にあります。




フランスならでは・・・と言えるのは、メイン料理のあとに、必ずチーズを食べることでしょうか。非常にチーズ好きな国民ですから、チーズの種類もとても多いです。
  

コックさんが使ってるフライパン



Posted by てこちゃん  at 10:10Comments(0)フランス人の食生活