2010年09月19日

フランス料理の歴史(3)

前回からの続きのお話です。実はフランス料理は、日本のお料理の影響も受けているというところからでしたね。




実際、その通りなのです。1970年代に入ってからの事ですが、日本の懐石料理をこれまでのフランス料理に取り入れたのです。




たとえば、決して濃厚ではない軽いソースですとか、新鮮な素材を活かした調理など、それまでとは異なった新しい料理を創造したわけです。ゴー・ミヨがこの新しいフランス料理を「ヌーベル・キュイジーヌ」と呼んで、それが世界中に広まり話題になりました。




「ヌーベル・キュイジーヌ」・・・聞いたことはございませんか。日本のエッセンスを取り入れたフランス料理のことですから、ぜひ覚えておきたいですね。




ちなみにゴー・ミヨというのは、人の名前ではありません。料理評論家のHenri Gault(アンリ・ゴー)とChristian Millau(クリスティアン・ミヨ)によって書かれた、レストランガイドのことを言います。




ミシュランのような物ですね。フランスで最も強い影響力を持っています。




ミシュランのほうは販売部数で勝っていますが、ゴー・ミヨのほうはお料理の質を純粋に評価することを方針としており、潔癖さにおいては、ミシュランよりも勝っているとの評判があります。実際、掲載するレストランから掲載料金を貰っていないことが、より信頼性の高いガイドブックであることを証明しているということになりましょう。




フランス料理について詳しくなりたいのであれば、ゴー・ミヨも、是非とも覚えておきたいですね。

コックさんが使ってるフライパン


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Posted by てこちゃん  at 18:23 │Comments(0)フランス料理の歴史

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