2010年10月10日

フランス料理の歴史(1)

前回まで2回にわたって、フランス人の食生活についてのお話をしてまいりましたね。一般的なフランス人の食生活がどのような感じであるのか、わかっていただけたと思います。




それで、今回はいよいよフランス料理というものの歴史について語ってみたいと思います。フランス料理は、ごく最近になって確立されたお料理ではありません。




しっかりとした長い歴史のあるお料理ですから、その間に徐々に変化もしてきています。どのように始まり、現在のフランス料理になるに至ったかを、簡潔にご説明してゆきましょう。




まず、フランス料理の始まりですが、フランス人の食生活の記事でも少しふれました、当時のフランス王であったアンリ二世と結婚するためにイタリアから来たカトリーヌ・ド・メディシスと、一緒に連れてきた専属料理人によってもたらされたと言われています。その後フランス料理は、ブルボン王朝最盛時代に発達してゆき、ドイツやロシアなどの国外へも広まってゆきました。




フランスの一般市民の口に入るようになったのは、フランス革命の後、宮廷に料理人として勤めていた人々が、解雇されるようになり、街のあちらこちらでレストランを開業するようになってからのことです。この頃にはまだ、フランス料理は現在のようなコース料理にはなっておらず、全てのお料理をテーブルに並べて食す形式だったそうです。




現在のように一品ずつお料理を出す形式のことを、ロシア式サービスと呼びますが、この形式になったのは、19世紀に入ってからのことでした。シェフのアントナン・カレームとその弟子たちによって、ロシア式サービスに改革されました。




ロシア式サービスには、お料理を冷まさせないという大きな利点があったからです。
  

コックさんが使ってるフライパン



Posted by てこちゃん  at 08:22Comments(0)フランス料理の歴史

2010年10月06日

フランス料理のメインディッシュをご自宅で

フランス料理を何度か食べに行っていると、そのあまりの美味しさに、自分でも作ることができないかと思うかたも多いようですね。とくに、お料理が得意であったり、作るのがお好きなかたは、ご自宅で作ることを考えます。




あなたも、何かメイン料理を一品、作ってみませんか。昔から、フランス料理というと有名な「スズキのパイ包み」などいかがでしょう。




材料(一人分)パイ包み・スズキのフィレ・・・1枚・冷凍パイシート・・・2枚・塩、コショー・・・適量モルネーソース・牛乳・・・80cc・薄力粉・・・大さじ1,5・パルメザンチーズ・・・大さじ2・バター・・・大さじ1・魚のだし汁(コンソメでも可)・・・50cc・卵黄・・・1個・塩・・・適量作り方1、スズキに塩コショーして焼き、冷蔵庫に入れて冷やします。2、パイシートを解凍して2倍程度に伸ばし、こちらも冷やします。




3、ある程度冷えたら、パイシートでスズキを挟み、つなぎ目を水でくっつけ、なるべく魚の形になるよう形を整えます。そうしたら、また冷蔵庫で30分位冷やしておきます。




4、3のパイに卵黄を塗って、220度に予熱したオーブンで10分焼き、その後185度に下げて15分ほど焼きます。オーブンの火力によって適宜、調節してください。




5、モルネーソースを作ります。本来は3種類のモルネーソースが必要ですが、今回は作りやすく2種類だけにします。




本格的な物が作りたい場合は、フレンチの料理本などを見て下さいね。まず、バターと小麦粉を弱火で炒め、魚のだし汁、牛乳の順で少しずつ溶いてゆき、パルメザンチーズも入れます。




6、5のモルネーソースを半分に分けます。ひとつには、パイに塗った残りの卵黄を混ぜて湯煎します。




それで、黄色のモルネーソースが出来あがりますね。もうひとつはそのままです。




7、黄色のモルネーソースをお皿に敷いて、その上にこんがり焼けたスズキのパイを乗せ、さらに白いモルネーソースを飾って完成です。難しいお料理ではないので、是非、お試しください。
  

コックさんが使ってるフライパン



Posted by てこちゃん  at 16:11Comments(0)フランス料理